刺身だぁ〜!

10月23日(木) 其の2

ここまで釣れないと、頼るのは神仏だ。

ご先祖様に何頼もう?AK柴は「とにかく一匹釣らしてください」って手を合わせたらしい。

墓参りの後は、昨日突然のゲリラ豪雨でろくに釣りにならなかった秋利神川へ。

久し振りに秋利神の浜の更に先に行ってみた。岩場を拓いた水路、プールなどがあり、AK柴はど~んと腰をおろして粘る。

その後も海岸に降りて浜を中心に攻めてみたが反応は無し。

湾屋川に転進。

AK柴は満潮に向かって水位の高い岸際の岩場を攻めて「あの汚い奴を釣ります」って… 。

汚い奴って?

ウルマカサゴ 15cm ゲ〜ット!コイツはよく泥を被った様な状態で釣れるので、汚い奴と言っているらしい。

一週間目にしてAK柴初ゲットは厳つい顔のウルマカサゴ15cm だった。

リリースサイズだがともかくやっと一匹釣ったぞ。

最後に日没までは、これまた昨日は土砂降りの雨でろくに釣りにならなかった松原漁港でリベンジだ。

おおっ、AK柴お見事!

顔がデカイんで小さく見えるがウルマカサゴ 20cm 、立派なキープサイズだ。

得意のヘチ釣りでウルマカサゴ 20cm ゲ〜ット!

ありがとうAK柴、これでやっと新鮮な刺身が食える!

海坊主今回は来島一週間にして、やっと2匹目の調理、ウルマカサゴのお造りだ。

やっぱり徳之島の宴会はこれ、これだよなぁ。

花徳水産明日も頑張らねば!

ん〜… 、「なんか釣らしてください」ってお願いした海坊主にはまだご利益はないのか?

    海坊主

待ち伏せ

10月23日(木)

今朝も4時に目覚める海坊主、起きるでもなく二度寝するでもなく、あれこれ想い悩みながらウトウトグダグダしていた。

行くなら南川漁港、大型ヒラアジの魚影があり、チェイス、ヒットまであったのだから当然だ。

ヒラアジは漁港内を回遊している。

潮廻りによって、潮時によって、潮位によって、タイミングは様々なのだが。

南川漁港最奥のスロープ。ここでは度々ベイトフィッシュが追われ、捕食されている。

何処で待ち伏せる?今回も何度もベイトフィッシュが追われていたスロープか?コの字型の堤防の途中から先端にかけての港内リーフの何処かで群れの通過を待ち伏せる?

堤防先端は大潮の満潮時、外海が荒れている時などには波被りになったりして… 結構怖い。

今朝は堤防先端に陣取って、まちぶせ… 。

薄暗い中ひたすらミノーを投げながら、ふっと50年前の事を思い出していた。

土曜日昼頃の「笑って笑って60分」というTV番組の事だ。

伊東四朗がベンジャミン伊東、小松政夫が小松の親分さんなんかで売れ出していた頃で、キャンディーズも出ていたかな?(見ごろ食べごろ笑いごろの方か?)

そこに新人歌手が白いTシャツ、白い短パンのジョギング姿で現れて、ポニーテールを揺らしながら歌ったデビュー曲が「まちぶせ」だった。

なに?デビュー曲の作詞・作曲が荒井由実?驚愕する若き海坊主!それに… それになんて可愛い娘なんだ!?

それが三木聖子「まちぶせ」だった。

あれ?と思ったあなた、石川ひとみはカヴァーだし、それなら徳之島だけにいっそ鹿児島県出身の柏木由紀 ( 元AKB48 ) の歌う「まちぶせ」ってのはどうだ?ゆきりん結構いいぞっと!?

三木聖子はその後シングル3枚、アルバム1枚を出しただけで引退してしまった。

海坊主は別にアイドルなんかには興味はなかったが、この娘が引退後プロダクションの事務員をしているなんて事をどうして知っていたのか、不思議だ。

あぁ〜青春だったのかなぁ… 。

… なぁ〜んて事を想いながら、三木聖子の「まちぶせ」を小さな声で歌いながら、海坊主は堤防の先端で、なぁ〜んにも起こらぬ2時間半を今朝も過ごしたのであった。

なんだか妙に心楽しい朝だった。

    海坊主

ググンッ!

10月22日(水)

… プンッ!… ふわぁ〜… 。

ルアーアングラーなら分かるよね?あの感触… 。

今日のデータは、大潮、日の出 6:28am 、日没 17:51pm 、満潮 7:00am と 18:43pm 、干潮 12:48pm 、天気予報は曇り、夕方に一時雨となっている。

最低気温25℃、最高気温29℃、湿度が高いので不快指数爆上がりだ。

海坊主例によって午前4時には一度目が覚めて、二度寝で寝過ごすワンパターン。

6時起床でバタバタした挙げ句に南川漁港のスロープに立ったのは、すっかり明るくなった6時半だった。

ほ〜ら明るい、すっかり明るい、しっかり雲行き怪しい。

今回唯一ヒラアジの存在を確認しているこの南川漁港で何等かの手掛かり、希望が欲しい… と、突然上の写真スロープの左手前にバシャバシャッと小魚が追い上げられた!

スロープ右の角にいた海坊主、すかさずK-TEN パールレインボーをスロープ内にキャスト!

ググンッ!

… プンッ!… ふわぁ〜… 。

… ミノーが外れた、手応えの無い感触。

気が抜けた、魂の抜けた、虚脱感。

「ここは何処?私は誰?今は何時な     の?」

嗚呼、千載一遇万回不遇、ぐうの音も出ない敗北感。

暗い空、真っ黒な雲から大粒の雨が降りそそぐ。

「大っ嫌いだ!徳之島なんてっ!」

    海坊主

親爺彷徨う

10月21日(火)

まず天気が不安定で、予報はとにかく雨。

海坊主午前4時に目覚めるがエライ音立てて土砂降りの雨。

ウトウトしている内に5時になると雨が上がった。

NHKのデータ放送で天気予報を見ると、8時頃までは曇りの予報、その後は傘マークだが、分かったもんじゃない。

よ〜し、南川漁港のスロープへ。

ベイトフィッシュの気配も無い。魚っ気が感じられない。

7時には上がって、海坊主は昼過ぎの干潮時に花時名 (けどきな) 漁港のリーフを見に行った。

大潮のド干潮なのにリーフの岬が波被りになっている。オカズのニバイ釣りができないじゃないか。

やばい、オカズのニバイが釣れない。

島に来て5日目、そう言えば海坊主はまだバラクーダ一匹しか捌いていない。

刺身食ってないじゃないか!?

AK柴は平土野に行きたいと言うが、海坊主はなんか釣れる気がしなくて苦手なポイントだ。

じゃぁニバイやウルマカサゴの釣れる (かもしれない?) 平土野漁港から行こうと。

漁港内のヘチを舐めるが、濁りもかなり入っていて、全然駄目だった。

う〜ん、じゃぁ大岸壁はというと… 。

こっちでもヘチ狙いか〜い?んん、空模様が怪しい。

パラパラッと雨粒が風に乗って来たりする。

16:00PM 過ぎ、早目に松原漁港に移動。

港内リーフは水面下で降りられない。堤防の上からフリッピングで石積みの際を1m刻みに攻めて行くと… 。

ほ〜ら、ニバイ18cm ゲ〜ット!ん?来島5日間でまだ3匹目!?それもリリースサイズ?

それに、あぁ〜…空模様がぁ〜… 。

あっと言う間にだだ降り土砂降りの雨!昨日の雨の再現か?パンツまでぐしょ濡れに … 大丈夫、親爺二人短パンの下はノーパンだ。

車に避難して30分待っても雨の勢い衰えず、17:00PM で早上がりすることに。

漁港そばの徳田百貨店 (地元スーパー) でツマミの惣菜を漁っている内に、なに?雨が上がった?

大潮の満潮と日没が重なった貴重なチャンスタイムかも?

松原漁港に引き返して、多少の雨が何だ、これ以上濡れようもないし、再チャレンジだ!

でもまた普通に本降りの雨が降り出して、日も沈んで、アタリも無いし… 。

はいっ、おしまい〜。

トライアル・アンド・エラーは世の習い、欲望に惑う親爺の性 (さが) 、散々彷徨った挙げ句のお疲れ様な一日だった。

まぁ、明日があるさ、なんくるないさぁ〜… 。

   海坊主

島の天気ぃ〜…

10月20日(月) 其の2

なんか漁港内のヒラアジには期待できそうもないんで、昼過ぎ一気に島の反対側、東シナ海に流れ込む秋利神川に行ってみることにした。

群れが入ってるかもしれないから上流に行ってみた。

AK柴は橋の上から魚影を探していたが… 。

「魚いないっすねぇ〜」

河口に行って海狙い。

な〜んか空模様が怪しい。
河口の岩場が地続きになっている。チャンス!… だが、空模様が怪しい… 。

岩場に渡って外海を狙うも良し、足元の岩陰の大物ニバイを狙うも良し、海坊主はガシガシの岩場に踏み込んだが… 。

あぁ〜… 雨が、雨が、突然のゲリラ豪雨が… 半端無い雨が降り出した。

あぁ〜… ろくに釣りしてないのに… 。

浜にいたAK柴も慌てて引き揚げて来た。

車に戻るまでの数分でパンツまでぐしょ濡れに… って、海坊主は短パンの下はノーパンなんで大丈夫!

川みたいになった道路を、ボートの様に水しぶきを上げながら車で約30分、なんとか無事に我が家に帰った。

あぁ〜あ、予報は雨だったんだから文句は言わない、言わないけどさぁ… 。

明日からの週間予報は、気温は最低気温が25℃を切って、最高気温も30℃を切って秋に向かっているようだが、週末までずっと傘マークが付いている。

でもあてにならないよなぁ… 。

    海坊主

島の天気

10月20日(月)

週間予報はノストラダムスの大予言、前夜の予報は島の婆さんの辻占い、当日予報は一か八かの大博打… って程度に考えてはいるが… 。

今日は一日雨の予報で、夜中は大きな音立てて土砂降りだったし、4時頃に目が覚めた時には止んでたけど、降り出す前に何処の漁港に行こうか考えてる内にパタパタッと雨の音が… 。

諦めて本格的に二度寝した。

ところが、月曜日は燃えるゴミの日なんで7時半にゴソゴソっと起きだすと、なんと!スッキリ晴れてるじゃん!

我が家の地域ゴミ出し場。裏の山はハブの巣だって話で、数年前まで「ハブに注意!」の立て札があった。夜明け前、釣りに行くついでにゴミ出しする時はホントに怖いよぉ〜。

NHKデータ放送の天気予報見ると、やっぱり一日傘マークで、なんなら雨量3〜4mm/hで本降りじゃん!?

そ〜かい、ど〜しても釣り行かせたくないって?… わかった、釣り行ったる!何処でも行ったる!何でも釣ったる!

まずは朝飯じゃぁ〜。

    海坊主

魚どこだ?

10月19日(日)

海坊主4時起き。

真っ暗な5時の満潮から6時半の日の出まで、大型ヒラアジの群れを目撃した南川漁港のスロープで粘る。

街灯に照らされてプールの様なスロープにヒラアジは来るのか?

… 来ない。

ベイトフィッシュの気配も無い。

夜明け後も小一時間粘るがな〜んも無し。

今日も暑くて、え〜… 31℃なの?秋利神川に行くつもりだったのに、夕方まで昼寝してしまった。

「お前ら何者?」我が家の庭をテリトリーにしているらしい茶トラのニャンに睨まれた。

夕方は山漁港の砂浜中央堤防に行く。

外海から色んな魚が入って来る… はず。

海坊主は高望みせず (セコく?) 早々とヘチ釣りに走り… 。

ほ〜ら、居た。カンモンハタ 18cm ゲット!

「煮付けにします?」と言ったらAK柴に冷たい目で見られてリリース。

満潮時には手前の低い堤防が波被りになるので、明るい内にスロープ岸壁に移動する。

「日が沈んだらさっさと上がりましょ」な〜んて言ってたくせに… 。

日没後1時間、も〜真っ暗黒助なのにスロープで粘るAK柴。

魚っ気もな〜んも無かった。

今夜から雨になって、明日からの一週間ばかり天気は悪そうだが、まぁ多少の雨は釣りには関係無いかな?

    海坊主

長引く夏も…

10月18日(土) 其の3

明日までか?

徳之島は連日熱帯夜の最低気温26〜27℃、日中は最高気温31〜32℃の真夏日が続いている。

寝室のエアコンを点けっぱなしにして、廊下のドアを開けっ放し。
廊下の真中をカーテンで仕切り、扇風機で寝室からの冷気を居間に取り込む。
でもでもそれでも… 昼間の室温は30℃なんだなぁ… 「熱いぜよ、あぅっ!」

週間天気予報では明後日の月曜日から天気が崩れ、お陽さまマーク無しの傘マークが一週間続く。

気温も最低気温は25℃前後だが、最高気温はようよう30℃を切るようだ。

明日日曜日が真夏のラストだ。

日盛りを過ぎてようやく一息ついた夕方、日没前後の1時間だけ釣りをする。

南川漁港奥のスロープは中潮の満潮でたっぷたぷだ。

海坊主が朝の釣りで、スロープ内に出入りする大型ヒラアジの群れを目撃していた。

50〜60cmクラスの大物が10匹ほどもいただろうか?日も高くなった7時過ぎ、10cm前後のベイトの群れをスロープに追い上げて、ザバザバッと!

海坊主の投げたラパラCD9B(青銀)にもチェイスはして来たものの、ヒットには至らなかった。

「オラァ見ただ、あのヒラアジは確かに       50cmはあっただ!」

いる、大型ヒラアジの群れはベイトフィッシュを追って漁港内を回っている!

いる… はずなんだがなぁ… 。

暗くなるまで投げ続けた親爺二人のルアーを追って来る物は無かった。

ベイトフィッシュの姿も見えない。

漁獲の無い日の宴会。天草土産キスの味醂干しとタコカマの残り、那覇で買ったミミガー、居酒屋花徳でしみじみと。

明日があるさっ。

    海坊主

干さない干物?

10月18日(土) 其の2

日の出から30分、まだ7時なんだってのに陽射しはギンギン、汗がだだ出のデロデロ、8時には上がりっと。

AK柴は昼近くまでは惰眠してるんで、海坊主はシャワー浴び〜の、米研ぎ〜の、バラクーダおろし〜の、朝飯… じゃなくって、オシャレにブランチの支度だ。

ま、海苔、納豆、卵の基本メニューは決まってるので、バラクーダをどうするかだな。

う〜ん、大迫力!まな板ショーのマドンナと言っても過言では無い。

カマスっちゃぁ干物だなぁ… 。

捌いて、頭落として、中骨も抜いちまって、開きに。

さっと塩して、酒をまぶして、ラップして、冷蔵庫に1時間寝かす。

一夜干しってのがあるんだから、半刻 (はんとき) 干しかな?干してないけど… 。

さ、出来栄えは?

… 焼き網に焦げ付いてボロボロ、頭無いから何者か不明だし… 。

声を大にして言いたい!これは海坊主オリジナル「バラクーダの半刻干し」と言う物である!と。

もう一言だけ言う。

 「旨し!」

    海坊主

夜明け前にぶちカマス!

10月18日(土)

海坊主昨日の朝まずめ逃しに懲りて、今朝はしっかり5時起床。

今日から中潮で4:09amの満潮からの下げ狙い、6:26am日の出までがまずは勝負時になる。

南川漁港奥のスロープは水位タポタポで期待充分だ。

日の出1時間前のまだ真っ暗な南川漁港奥のスロープでワクワクしながらキャストしていると程無くググンッと!

初漁獲バラクーダ (オニカマス) 39cm !
海坊主歴戦の友K-TEN BLUEOCEAN パールレインボーがっつり!

なんと嬉しや有難やぁ〜… NGに近い長物の中では最も海坊主好みのバラクーダ!朝の食卓が豪華に華やぐオニカマス39cmだぁ〜!

    海坊主