開高健50年前の著書である。
この写真の文庫になって海坊主が読んだのも、もう40年前になるかも。
「 都会は石の墓場です 人の住むところではありません 」
この文庫本の扉にあった言葉。
これは100数十年前のパリに住んだ「考える人」で名高い彫刻家オーギュスト・ロダンの言葉。
海坊主は徳之島から帰って、羽田から首都高を北千住に向かうリムジンバスの中で、東京の街を眺めながらいつもこの言葉を思い出していた。
「 魚釣りとは竿のさきに糸がついていてそのはしに魚がおり、もう一方の竿の端にバカがいる状態である 」
海坊主はアンブローズ・ビアス「悪魔の辞典」で読んだものとばかり思っていたが、これもこの本の中に、ある諺として出てきたものだった。
いやぁ~流石に開高健、博覧強記というか錯乱狂気というか…. 。
開高健の釣りは基本ルアーフィッシング。
スウェーデンABU社のゲストハウスに泊まってABU社の川でパイクを釣る ( アンバサダー5000Cで、Toby で! ) なんていう羨ましい話なんかも。
釣り好きでなくても幸せなひとときを過ごせます。
海坊主